MacBookシリーズのSDカードスロットにぴったり収まるストレージが増えてきたのでまとめ買いしてベンチマークを取ってみました。詳細は以下から。
2012年、Nifty MiniDriveの発売からPNY StorEDGEやSandisk miniDrive、そして先週発売されたJetDrive Liteと「MacBookのSDカードスロットにぴったり収まる」という謳い文句の製品が出てきたので購入してベンチマークを取ってみました。
比較
今回購入してみたのは
- The Nifty MiniDrive Air 13″ (Mk3) + SanDisk Extreme PLUS microSDXC UHS-I (64GB)
- PNY StorEDGE SDXC (64GB)
- Transcend JetDrive Lite 130 (64GB)
の3製品で全てMacBook Air仕様です。
大きさ
各製品とも「MacBookシリーズのSDカードスロットにぴったり収まる」とはしているものの、取り出す際のリップ”lip”があるので以下はノギスで実測した値です。
- The Nifty MiniDrive:21.25 mm
- PNY StorEDGE:24.00 mm
- Transcend JetDrive Lite:22.10 mm
MBA装着後のリップの出っ張り
PNY StorEDGEとTranscend JetDrive Liteは特別な工具なしに手で引き抜くことが出来るようリップがありますが、PNY StoreEDGEのリップはJetDrive Liteより2 mm程長く結構出っ張ります(JetDrive Liteのリップは本当にMacBookにフィットしているのでTranscend公式アカウントの言う通り、リップを摘んで左右に揺らしながら取らないと取れないと思います)。
Nifty MiniDriveについては全く出っ張りませんが特殊な工具(Nifty Toolと呼ばれていますが要するにフックです)が必要です。
システム領域
ディスクユーティリティーでexFATフォーマットした後の空き容量などは以下の通り、
- The Nifty MiniDrive:63.86 GB
- PNY StorEDGE:64.09 GB
- Transcend JetDrive Lite:64.29 GB
*以下のベンチマークはMacBook Air Mid 2013 13インチモデルを使用しているのでSDカードリーダーはUSB 3.0接続されています。
Blackmagic Disk Speed Test
Blackmagic Disk Speed Testの結果は以下の通り、Blackmagicは値がぶれるので3回の平均値を取っています。
残りのベンチマークSS
・The Nifty MiniDrive:1, 2
・PNY StorEDGE:1,2
・Transcend JetDrive Lite:1, 2
どのメディアもHD 720@50fpsのビデオフォーマットの再生は厳しく、ぎりぎりNTSCに耐えられるほどです。
Xbench
次にBlackmagic Disk Speed TestではSequentialやRandomの値が見れないのでXbenchのスコアも測定してみました。
スコアではNifty MiniDrive + SanDiskが飛び抜けていますが、これは一部Random値が飛び抜けているためで実測値(MB/s)で見るとPNYやTranscendより遅いと思います。
AJA System Test
AJA System Testではビデオフォーマット「720×486 8-bit」とファイルサイズ「128MB」を選択、このベンチマークでもBlackmagicやXbench同様 PNYとTranscendが勝っています。
以上まとめると
Nfity MiniDrive |
PNY StorEDGE |
Transcend JetDrive Lite |
|
---|---|---|---|
突起 | 無し | 約3mm | 約1mm |
Disk Speed Test |
Write 40.5 MB/s Read 44.6 MB/s |
Write 46.7 MB/s Read 72.4 MB/s |
Write 48.6 MB/s Read85.7 MB/s |
Xbench Score |
60.02 | 43.26 | 42.81 |
AJA | Write 28.4 MB/s Read 44.4 MB/s |
Write 40.7 MB/s Read 85.8 MB/s |
Write 48.6 MB/s Read85.7 MB/s |
保証 | 店舗保証 | 販売店保証 | 無期限 メーカー保証 |
価格 | 約6000円 +microSD |
約5000円 | 約8000円 |
となり、商品の出来についてはNifty MiniDriveが改良(現在はMk3)を重ねてある分出来がいいですが、メモリ一体型のPNYとTranscendでは後発の分Transcendの方が作りがよく、MacBookからの突起も小さくカバンに入れてもあまり引っかからないと思います。
また、NiftyやPNYは国内で保証が受けられないので無期限メーカー保証のあるTranscendの方が安心できますが、容量が128GBまで(Retina 13″は64GBまで)なので大容量のストレージが欲しい方はNifty MiniDriveを購入し、大容量のmicroSDを購入した方がいいかもしれません。
コメント
これってBootCampしたWindowsでも使えるの?
参考になります。
>>1
MBP13(mid2012)にNiftyMiniDrive+東芝32GB挿して使ってるけど、BootCampしたWindows7でドライブとして
ちゃんと認識するよ。
最近64GBの価格がだいぶこなれてきたから、今度Upgradeするつもり。
安売りされているノーブランド系のアダプタも試してもらえるとよりよかった。
実際、速度などどのくらいちがうとかわかるの大きい。
11インチのMBAの128GBモデル使ってるんだが、もうカツカツで随時外付けHDDにデータ移さないとやってらんない
多少高くて大きくても13インチ買っときゃ良かった・・・
さんこうになります
こうた