海外のiPodマニア、ついに容量1TBのiPod Classic 通称「TeraPod」を作り出す。

　第6世代からアップデートされないままのiPod Classicですが、海外のスレッドでは容量160GBに悩むiPod Classicマニアが1TB mSATAを使い1TBのiPod Classic、通称TeraPodを制作しているようです。詳細は以下から。

dr408517さん

　海外の有名なオーディオサイト「head-fi.org」のスレッドはiPod Classicを半ダース買いするような人やヘッドホンマニアの様ないわゆるAudiophiles（goo辞書）が集まる場所ですが、ここのdr408517さんはiPod ClassicとSamsung 840 EVO 1TB mSATAを使ってTeraPodを作成しているそうです。

[Official Ipod Video / Classic 5g+5.5g+6g+6.5g+7g SSD Mod]

dr408517さんのTeraPodの使用パーツは

• Samsung 840 EVO 1TB mSATA
• mSATA to 40 Pin ZIF Adapter Card
• iPod Classicのロジックボード
• LCDスクリーン
• 850mAh バッテリー（数十分しか起動できないので不十分）
• Patchを当てたRockbox（BeyondWind’s Rockbox）

だそうで、ほとんどフルスクラッチ状態となっており、製作過程はスレッドの178ページあたりから追っていくとわかると思いますが、バッテリーの問題やRockboxのModなどでかなり苦労をしているようです（詳しくはこちら）。

Tarkan Akdam

　第5世代iPod Classic用のCF to 40 Pin ZIF Adapter Card「iFlash」などを作成している実績のあるTarkanさんも既に自作のアダプター（プロトタイプ）にてTeraPodの作成に成功しており「需要が少ないし価格が高くなってしまうからアダプターの量産に移れない」

Getting 1000 Gb in to an iPod is not going to be cheap and while I have a working prototype and development is still continuing, it may be that I will not move to production if the demand is not great enough and the resulting price would be too high!!!

としていますが、Apple製のiPod Classicファームウェアでの起動を確認しているようです。

　また、1TB（正確にはOver Provisioning 7%分を引いた930GB）の音声ファイルをiTunesから転送するのに第5世代iPod Classicでは約30時間、第6, 6.5世代iPod Classicでは約15時間かかり消費電力も大きく再生時間が短いことからあまり現実的ではないようです。

Transfer speed on my test 5g iPod Video is approximately 8 to 9MB/s, so syncing the full 930Gb will take around 30 Hours. On the 6g/7g iPod Classics transfer speeds are nearer 16 – 18Mb/s so about 15 Hours to fill.

関連リンク：

• Teaser: The 1Tb iPod – Tarkan’s BORED