macOS 15 SequoiaではiOSやiPadOSと同じく、アプリがローカルネットワーク内のデバイスの検索および接続を行う際にユーザーの承認が必要になるそうです。詳細は以下から。
Appleは2020年06月に開催したWWDC20で、同年の秋にリリースするiOS 14やiPadOS 14では、セキュリティとユーザープライバシーを強化し、アプリがローカルネットワーク内のデバイスを検索/接続を行う前にプロンプトを表示し、ユーザーの承認を得るようにすると発表。
現在では、セキュリティカメラやWi-Fiルーターユーティリティ、ネットワーク対応プリンターなど様々なアプリで、セットアップする前に「”hogehoge”がローカルネットワーク上のデバイスの検索および接続を求めています」というポップアップが表示されるようになっていますが、
iOS 14 以降や iPadOS 14 以降では、ネットワーク上でデバイスとの対話を求める App は、ローカルネットワークのブラウズをはじめて試みる際にアクセス権を要求する必要があります。App のデベロッパは、このメッセージをカスタマイズして、App がアクセスを求める理由を説明できます。
App がローカルネットワーク上のデバイスへの接続を求めてくる場合 – Apple
WWDC24のセッション10123「What’s new in privacy」によると、Appleは2024年秋にもリリースを予定している次期macOS 15 Sequoiaにもこの機能を実装し、アプリがMacを通して、ローカルネットワーク内のデバイスを検索&接続する際にユーザーの承認を求めるようになっているそうです。
macOS 15 Sequoia
Appleでプライバシーエンジニアを務めるChris D’Aprixさんによると、macOS 15 SequoiaではiOSやiPadOSと同じく、ローカルネットワーク上のデバイスの検索や接続を行うアプリを初めて起動する際、以下のようなプロンプトを表示し、ユーザーにアクセス許可を求めるようになっているそうで、
ユーザーにより、アプリのローカルネットワーク・アクセスが拒否された場合、システム設定アプリの[プライバシーとセキュリティ] → [ローカルネットワーク]から、アプリに対し再びアクセス許可を与えることができるものの、それまでアプリの機能に制限がかかるため、開発者は適切な説明をinfo.plistで定義しておく必要があると説明しています。
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