macOS 13 Venturaでは刷新された「システム設定」アプリを起動すると各設定項目が起動し、新しいVenturaスクリーンセーバを開くとメモリリークが起こるので注意してください。詳細は以下から。
Appleが「macOS 13 Ventura」でSwiftUIを用いて刷新した「システム設定」アプリは、iOS/iPadOSの設定アプリに合わせたデザインで、これからMacを使用するiPhone/iPadユーザーには親しみやすい一方、
既存のMacユーザーには少し不便になっていますが、このシステム設定アプリは、UIの刷新しに加え、アプリを起動すると設定項目が全てロードされる仕様になっているようです。
システム環境設定とシステム設定アプリ
macOS 12 Montereyまでのシステム環境設定アプリでは、[一般]やデスクトップとスクリーンセーバ]などの各設定項目を開くと、その開いた設定項目のプロセスがシステム環境設定の一部として起動し、システム設定を行うことが出来ますが、
macOS 13 Venturaのシステム設定アプリでは、新たに追加されたサイドバーに表示されているApple IDや一般、ディスプレイ、外見、スクリーンセーバ、Touch IDなどの各設定項目が一度にロードされるようになっているようです。
各設定項目はメモリ使用率が最大でも十数MBなので、これだけでは特に問題にはならないと思われますが、macOS 13 Venturaへアップグレードした1台のMacでメモリ使用率が十数GBに達するMacがあったため調べていたところ、
macOS 13.0では新たに追加された3Dデータを利用し花の中を漂うようなスクリーンセーバ「Ventura」をプレビューするとメモリリークが発生するようで、試してみたところVenturaスクリーンセーバを1回プレビューするだけで約2GBのメモリが使用されました。
システム設定アプリの各設定項目はシステム設定アプリを閉じると、それに合わせて終了する一方、Venturaスクリーンセーバ(システム設定)のメモリリークはシステム設定アプリを閉じても開放されない場合*もあるので、既にVenturaにアップグレードされた方は、システム設定アプリの使用には注意した方がよさそうです。
macOS 12 Montereyで発生していたメモリリーク
ちなみに、リリース直後のmacOSでのメモリリーク問題は、過去にも確認されており、2021年10月にリリースされたmacOS 12 MontereyでもMontereyで新たに追加されたマウスポインタのサイズやカラーを変更するアクセシビリティ機能を利用し、
マウスカーソルの形がIDEのエリアによってI-Beam(iBeam)やHand(pointingHand)、矢印(arrow)カーソルに変化するとメモリリークが発生していたので、今回も前回同様のAppleの修正を待つしか無いようです。
- macOS 13 Venturaの新機能まとめ (準備中)
コメント
一度Venturaスクリーンセーバーをプレビューするとメモリリークする上、以降はシステム設定の全項目ロード仕様のせいでシステム設定を開くたびにメモリリークが積み上がってゆく、
という理解で合ってますかね?