128GB以上のメモリを搭載したiMac ProでWindows 10を利用するとFaceTime HDが使えなくなり動作が不安定になる不具合。

　128GBメモリを搭載したiMac ProでWindows 10を利用するとFaceTime HDが使えなくなり動作が不安定になる不具合が確認されているそうです。詳細は以下から。

　Appleは現地時間2019年03月19日、2017年に発売したIntel Xeon Wプロセッサ搭載の「iMac Pro (2017)」に256GB メモリのオプションを追加しましたが、このiMac Pro (2017)に128GB以上のメモリを搭載し、Windows 10でFaceTime HDカメラを利用しようとすると、カメラからの画像が表示されなくなったり、カメラを使用中にiMac Proが不安定になる、または反応しなくなる不具合が確認されたそうです。

If Microsoft Windows 10 has access to more than 128GB of memory on your iMac Pro, an issue might prevent it from displaying video from the FaceTime HD camera.
If your iMac Pro has more than 128GB of memory (RAM), Microsoft Windows 10 might not display video from the built-in FaceTime HD camera. And when attempting to use the camera, your Mac might become unstable or stop responding.

If the built-in camera on iMac Pro doesn’t work in Windows 10 – Apple Support

　Appleがシステム管理者向けに公開したサポートドキュメントによると、もし、このような不具合が発生した場合はコマンドプロンプトから管理者権限で以下のコマンドを実行し、メモリ使用量の制限を行うとカメラが利用できるようになるそうで、この問題はmacOSには影響しないそうですが、

• 使用可能なメモリを制限する

bcdedit /set {current} truncatememory 0x1fffffffff

• 制限を解除する

bcdedit /deletevalue {current} truncatememory

Appleは今後、この問題について詳細をアップデートするそうなので、iMac ProでWindows 10を利用されている方は注意してください。

• If the built-in camera on iMac Pro doesn’t work in Windows 10 – Apple Support
• https://support.apple.com/en-us/HT209589