Internet ArchiveにHyperCardのウィルス「MerryXmas Virus」のスタックが保管されたそうです。詳細は以下から。
Webサイトやメディアなどの保存を目的として設立された非営利団体米The Internet Archiveは2017年04月より、初代Macintosh用OS「System 7」やオーサリングツールである「HyperCard」のスタックをWeb上にエミュレートし保存し始めましたが、この活動を支援しているHyperCard Onlineが、1993年に発見され初めてドキュメント化されたHyperCardのウィルス「MerryXmas Virus」のスタックを保管したと発表しています。
The infamous MerryXmas virus is now part of the HyperCard stacks collection!!! Have fun infecting (and then disinfecting) stacks! Many thanks to @spacerog for locating a copy of the virus. https://t.co/uPKRFbAxQV pic.twitter.com/aFqreAgqbb
— HyperCard Online (@HyperCardOnline) 2019年1月15日
MerryXmas was the first documented HyperCard virus, and was the only prevalent HyperCard virus for many years. When an infected stack is opened, the virus script copies itself to the Home stack.
MerryXmas Virus – Internet Archive
MerryXmas VirusはIBMのセキュリティー専門チームIBM X-Force RedのCris Thomas(@spacerog)さんによって提供され、スタックを起動するとHomeスタックに自分自身をコピーし、その後開かれたすべてのスタックに感染、メッセージを表示しサウンドを鳴らしますが、Cris さんはMerryXmas Virusに加えてこのウィルスを検出する「MerryXmas Vaccine」も同梱して公開しているので、懐かしい方はInternet Archiveのサイトをチェックしてみてください。
- MerryXmas Virus – Internet Archive
コメント
懐かしい。
草の根BBSで配布されたスタックに入っていて驚いたけど、それがウィルス初体験。