macOS High SierraやiOS 11では「dyld 3.0」が導入され、システムアプリの起動が最大25%程度高速に。

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 macOS 10.13 High SierraやiOS 11では「dyld 3.0」が導入され、システムアプリの起動が最大25%程度高速になるようです。詳細は以下から。

macOS 10.13 High Sierraのインストーラーアイコン。

 Appleは昨月行われたWWDC 20107のセッション413「App Startup Time: Past, Present, and Future」の中で、次期macOS 10.13 High SierraおよびiOS 11などApple OSにdyld v3.0(Dynamic linker)を導入すると発表しています。

App Startup Time: Past, Present, and Future

So now that I’ve talked about the shared cache, I want to move into dyld 3. dyld 3 is a brand-new dynamic linker, and we’re announcing it today. It’s a complete rethink of how we do dynamic linking and it’s going to be on by default for most macOS system apps in this week’s seed, and it will be on by default for all system apps on 2017 Apple OS platforms.

App Startup Time: Past, Present, and Future – Apple Developer

dyld 3.0について

 AppleのdyldプロジェクトはNeXTstep 3.3発売に合わせdyld 1.0をリリースし、その後セキュリティやパフォーマンスの向上、iOSなどへのマルチプラットフォーム化などに伴いv2.0, v2.xをリリースしてきたそうですが、High SierraやiOS 11では約13年ぶりとなるメジャーアップデートとなる「dyld v3.0」がリリースされるそうです。

dyld 1.0 dyld 2.0 dyld 2.x dyld 3.0
初リリース NeXTstep 3.3 Mac OS X 10.4 Tiger macOS 10.13
High Sierra
年代 1996~2004 2004~2007 2007~2017 2017
プラットフォーム Mac OS X x86, x86_64, arm, arm64
iOS, tvOS, watchOS
Link dyld v1.0 dyld v2.0 dyld v2.x dyld v3.0

 Ars Technicaで15年に渡りOS X/macOSのレビューを担当されたJohn Siracusaさんと、Appleのエンジニアでセッション413にも登壇されたLouis Gerbargさんとのやり取りによると、dyld v3.0はv2.xと比較したシステムアプリの起動が最大25%程度高速化し、

2017年のApple OSのプラットフォームではデフォルトで利用され、サードパーティ製アプリについては今後提供していくそうです。その他セッション413ではv2.xとの互換性やv3.0のアーキテクチャの解説がされているので、興味のある方はチェックしてみて下さい。

High SierraやiOS 11で搭載されるdyld v3.0について

コメント

  1. 匿名 より:

    知らぬ間にdildoを使っていたのか

  2. 匿名 より:

    ファイルシステム変更に加えて実行イメージも変更か
    仕事用マシンはまだまだエルキャピで様子見のだな