Safariの不具合を利用してiPhoneを再起動、Macをメモリ／ディスク不足へ追い込むサイト「CrashSafari」がSNSで拡散中。

　Safariの不具合を利用してiPhoneを再起動、Macをメモリ／ディスク不足へ追い込むサイト「CrashSafari」がSNSで拡散中だそうです。詳細は以下から。

　The Guardianなどによると、現在北米を中心にOS X/iOSのSafariの不具合を利用してMacをメモリ／ディスクスペース不足に、iOSを再起動に追い込むサイト「crashsafari.com」がSNSを通じて広がっているそうです。

The link, which is simply crashsafari.com, overloads the default browser with a self-generating text string which populates the address bar. After about 20 seconds or so it will force an iPhone to reboot, while significantly heating up as the smartphone tries to handle the code of the site.

Sending link to website lets you crash Safari and anyone’s iPhone | Technology | The Guardian

　このサイトはJavaScriptを利用してURLに数字を追加し、サイトをリロード、そのURLを10万個履歴に追加するループ処理により1月26日現在で最新のOS X 10.11.3のSafari 9.0.3やiOS 9.2.1搭載のMobile Safariが強制的に終了してしまいます。

The website, crashsafari.com (and crashchrome.com — needless to say, don’t visit either), adds numbers to the address bar as fast as it can — crashsafari.com/0, then /01, then /012, /0123, and eventually /0123456789101112131415… and so on. Each time it adds a number, that page is saved to your history — and it adds up fast.

Clickers Beware: ‘CrashSafari’ Links Will Kill Your iPhone – NBC News

　このサイトは「crashsafari.com」という分かりやすいURLですが、今週月曜日からSNSのショートリンクを介して爆発的に広がり、Chrome用の「cashchrome.com」というサイトまで出現しているそうなので、不審なURLをSafari/Chromeで開く際は注意して下さい。

Demo

　実際にCrashSafariにアクセスしてみたところ、Mac（OS X）のSafariではディスク不足に陥りフリーズしてもSafariを強制終了し、履歴を削除すればまた通常通りに利用できましたが、iPhone（iOS）のSafariではOSを巻き込んでフリーズし、強制終了してしまい途中で回避する手段はないようです。

追記

　TwitterはこのURLを含んだツイートを迷惑行為とみなしブロックしたそうです（*短縮URLはサービスによってまだブロックされていません）。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。

このリクエストはコンピュータによる自動的なものと判断されました。Twitterユーザーをスパムやその他の迷惑行為から保護するために、このリクエストを保留しています。しばらくしてからもう一度お試しください。

関連リンク

• Sending link to website lets you crash Safari and anyone’s iPhone – The Guardian
• SafariやChromeなどのブラウザに数GBサイズのFaviconをダウンロードさせるとクラッシュする不具合が発見される
• Google Chrome for Macのみを高い確率でクラッシュさせることが出来る13文字が発見される。