iOS 9ではBluetoothキーボードとの連携が強化され、OS Xと同様の複合キーの表示やSpotlight機能の呼び出しが可能になっています。詳細は以下から。
アプリの切り替え
OS Xには[Command + Tab]キーでアプリを切り替える機能がありますが、iOS 9ではiPadにもこの機能が実装され(iPhoneでは利用できません)、Bluetoothキーボードを接続し[Command + Tab]で現在起動中のアプリを切り替えることが出来ます。
ショートカットキーの表示
iOS 9のいくつかのアプリはショートカットキーが用意されており、[Command + Ctrl]キーでアプリに割り当てられたショートカットキーの一覧を表示することが可能です。
複合キー
OS XにはCommandやShift, Ctrlなど修飾キーを1回押すと、その修飾キーを押した状態にしておいてくれる「複合キー」という機能があり、システム環境設定の[アクセシビリティ] > [キーボード]から設定できます。
iOS 9ではOS Xと同様この複合キー機能が追加され、下の画像のように1度修飾キーを押すとそのキーが画面上に表示され、キーコンビネーションを楽に行えることが出来ます。
複合キーの設定はiOS 9の設定アプリから[一般] > [アクセシビリティ] > [キーボード] > [複合キー]で設定可能で、同時にキーのリピート、スローキーの設定もiOS 9から新たに加わっています。
Spotlightの呼び出し
iOS 9ではOS Xと同様ショートカットキーでSpotlightの呼び出し可能になっており、ショートカットキー[Command + Space]でSpotlightが表示されます。
ただ、このショートカットキーはiOS 8以前では言語切替に割り当てられており、iOS 9では[Ctrl + Space]キーが言語切替に割り当てられているので、iOS 8からBluetoothキーボードを利用していたユーザーは多少混乱するかもしれません。
これらの機能は11月に発売されるiPad Proでも利用可能なので、Smart Keyboardを利用すればよりOS Xに近い操作がiPadで行えるはずです。
関連リンク
コメント
修飾キーとのコンビネーションや
修飾キーの役割を
OS Xのように自由に変えられるようになるといいな
MaccalyのLightning有線キーボードでも使えるっぽい。
ただ、アプリの切り替え画面は出せるけど、決定方法が分からない。
こういうの見るとやっぱりiPad ProはSurface Pro層にターゲットを合わせてきたんだなと実感するね。
MicrosoftのPCベースからのタブレットへのアプローチと、AppleのタブレットベースからのPCへのアプローチと対照的だが最終的にどっちが適切な切り口となるか
現在のMac(OSX10.10)では言語切替が [Command+Space] でSpotlightが [Ctrl+Space]だよね
iOSが変わったって事はOSX10.11もそれに準じるんだろうか