Apple M4チップ搭載のMacではAVFの不具合により、UTMやVirtualBuddyなどでmacOS 13.3.1 Ventura以前のmacOS仮想マシンが起動しない問題があるそうです。詳細は以下から。
Appleは2024年11月08日より、Apple M4, M4 Pro/Maxチップを搭載したiMac (24インチ, 2024)やMac mini (2024)、MacBook Pro (14/16インチ, 2024)の販売を開始しましたが、Appleによると、このM4チップを搭載したMacでは現在古いmacOSの仮想化ができなくなっているそうです。
この不具合はApple Virtualization Framework (AVF)を利用する仮想化ソフトウェアUTMやVirtualBuddyのIssuesで報告されており、Apple M4ファミリーのチップを搭載したMacでは、macOS 13.4 Venturaより前のmacOS仮想マシンが起動に失敗し、Black Screenが表示されるそうで、
IssuesやApple Developer Forumsでは、これが不具合なのかM4チップ以降のMacにかけられた制限なのかが議論されていたようですが、Appleが現地時間2024年11月20日に公開した「macOS Sequoia 15.2 Beta 4」のリリースノートによると、
Known Issues
- macOS VM guests running macOS 13.3.1 or earlier fail to boot on a host Mac with M4 chip. (139615567)
macOS Sequoia 15.2 Beta 4 Release Notes – Apple Developer
Appleはこの問題をAVFの既知の不具合として報告しているので、macOS 15.2アップデートで修正されれば、Apple M4 MacでもmacOS 12 MontereyやmacOS 11 Big Surの仮想マシンが作成できるようになると思われます。
- macOS Sequoia 15.2 Beta 4 Release Notes – Apple Developer
- M4 devices – VMs pre 13.4 fail to boot – Apple Developer Forums
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