VMwareがOCI準拠のコンテナをサポートするProject Nautilusを発表し、初期サポートした「VMware Fusion Tech Preview 20H1」をリリースしています。詳細は以下から。
仮想化ソリューション「VMware」シリーズを開発&販売している米VMware, Inc.は現地時間2020年01月21日、Mac用仮想化クライアント「VMware Fusion」のBeta版となる「VMware Fusion Tech Preview 20H1 (以下、TP20H1)」を新たに公開したと発表しています。今回のTP20H1ではVMareが進めているProject NautilusというOCI準拠のコンテナのサポートがメインとなっています。
Introducing VMware Project Nautilus
Project Nautilus brings OCI container support to Fusion, enabling users to build, run and test apps for nearly any OS or cloud right from the comfort of your own Mac.VMware Fusion – GitHub
TP20H1では「vctl」というコマンドラインツールが追加され、新たに開発されたPodVM(Native Pod)で実行されるコンテナの管理が可能になっており、Project Nautilusは今後VMwareのProject Pacificと同じく、最終的にはKuberenetesクラスタをサポートすることで、Multi Container + VM + Kubernetes Clusterの統合管理を目標としているようです。
vctl - A CLI tool for Project Nautilus Container Engine powered by VMware Fusion Feature Highlights: • Native container runtime on macOS. • Pull and push container images between remote registeries & local macOS storage. • Run containers within purpose-built linux-based virtual machines (CRX VM). • 1-step shell access into virtual machine debug environment. See 'vctl sh'. • Guide for quick access to & execution in container-hosting virtual machine available in 'vctl describe'. USAGE: vctl COMMAND [options]
また、TP20H1のドキュメントやFeedback&Issuesは全てGitHubに集約され、ユーザーは最新の情報を確認できるようになる他、TP20H1ではAppleのネイティブUSBスタックがサポートされ、ルートレベルのカーネル拡張を1つ減らすことに成功しているそうです。
TP20H1はVMwareの公式ブログからダウンロード可能で、約283日利用可能なプレビュー用のライセンスが付いているので、興味のある方は利用してみてください。
- VMware Fusion – GitHub
- VMware Fusion Tech Preview 20H1: Introducing Project Nautilus – VMware Fusion Blog
コメント
ん?
ライセンスが283日なんてどこに書いてあるんだ?
書いてあったね。ゴメンよ