OWC、Mac mini (2018)のメモリ・アップグレードに必要な工具類をまとめたツールキットとチュートリアル動画を公開。

Mac mini

2018.11.15

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　OWCがMac mini (2018)のメモリ・アップグレードに必要な工具類をまとめたツイールキットとチュートリアル動画を公開しています。詳細は以下から。

　既にMac mini (2018)の交換用メモリの販売を始めているアメリカのサードパーティ製メーカーOWCは現地時間2018年11月13日、非公式ながらユーザーがメモリをアップグレードできるようになった「Mac mini (2018)」用に、必要なドライバなどの工具をまとめた「Memory Installation Toolkit for Mac mini (2018)」とメモリの交換方法をまとめたチュートリアル動画を公開しています。

The Mac mini is upgradeable again! The new powerful Mac mini from Apple features upgradeable memory. This new model is easier to upgrade than previous generations, with a more simplified inside requiring less steps to upgrade. We put together a video with complete instructions to help you upgrade the memory in your 2018 Mac mini to get better performace at a better price.

Video: How to Upgrade Memory in 2018 Mac mini – OWC Blog

Memory Installation Toolkit

　ツールキットは以下3本のトルクス・ドライバとMac mini (2018)背面の蓋とアンテナが繋がっているメタルグレイト(格子)を取るためのプライツールの4点が同梱されており、価格は7.95ドル(個別に買うと14.99ドル)で、このツールを実際に利用して、Mac mini (2018)のメモリを交換(アップグレード)するチュートリアル動画も合わせて公開されています。

L型のT10トルクス*1
T6Sトルクス・ドライバ*2
T5トルクス・ドライバ
NewerTech社のプライツール

*1 : 秋葉館さんで販売されているT9トルクス・ドライバーでも問題なく利用できます。*2 : Mac mini (2018)にはT6とT6Sが使われていますが、T6SがあればT6トルクス・ドライバは不要です。

　個人的にも2台のMac mini (2018)のメモリをアップグレードしましたが、OWCのチュートリアル動画でも詳しく説明されている通り、背面のグレイトにあるアンテナ線と、メモリの保護兼EMIシールドとなっているメタルケージ、その下にあるラバーカバーさえうまく扱えば、電源を取り外さなくてよい分、Mac mini (Late 2014)のUpper HDD/SSD換装よりは簡単なので、興味のある方は自己責任でチャレンジしてみてください。

おまけ

　Mac mini (2018)のメモリをアップグレードしてどれだけのパフォーマンスが向上するかというコメントを頂きましたが、用途にもよりますが、例えばiMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015)で40,000ピクセル、ファイルサイズ56GBのファイルをPhotoshopで作成するベンチマークでは、搭載されているメモリが8GBの場合は31分必要だったのに対し、64GBの場合は2分14秒で終了したという結果[1, 2]が出ています。