AppleがMac mini Late 2014のIntel Core i7 4Coreを採用しなかったのはSocketのためではないかとPrimate Labsが推測している。詳細は以下から。
Mac mini Late 2014では4コア CPUが搭載されず、マルチコアパフォーマンスではMac mini Late 2012と比較してスコアが下がる事が予想されていますが、これはAppleが複数のソケットが違うCPUを採用し、それに合わせた複数のロジックボードを作成したくなかったためではないかとPrimate LabsのJohnさんが推測しています。
Johnさんは「AppleはなぜMac mini Late 2014のラインナップを2コア(dual-core)にしたのでしょうか?私はこの理由としてHaswellの4コアは2コアと違うソケットを使用しており、Haswell 2コアは全て(ロジックボードM/BとCPUの接続に)単一のソケットを使用しているからではないかと考えている」と述べており、
So why did Apple switch to dual-core processors in the “Late 2014” lineup? The only technical reason I can think of is that the Haswell dual-core processors use one socket (that is, the physical interface between the processor and the logic board) while the Haswell quad-core processors use different sockets:
以下の様にMac mini Late 2014に採用されてもおかしくないCore i7 CPUを上げ、これらが全て違うソケットを採用していることを強調している。(これはIntelのサイトで確認できます[画像])
CPU | コア数 | GPU | 最大メモリ | ソケット |
---|---|---|---|---|
Core i7-4578U | 2 | Iris | 16G | FCBGA1168 |
Core i7-4770HQ | 4 | Iris Pro | 32G | FCBGA1364 |
Core i7-4700MQ | 4 | HD 4600 | 32G | FCPGA946 |
そして、「2コア、4コアのMac miniを作るためにはAppleが2つのロジックボードを分けて作成する必要があり、他のMacでは同じロジックボードを使っているAppleからしたらMac miniを例外にするわけにはいかなかったのでしょう。(略)AppleがLate 2014のラインナップを4コアで統一することも可能でしょうが、そうすると499ドルという価格が出せなくなる」とハードウェアと価格の観点から2コアに統一されたのではないかと予想しています。
Apple would have to design and build two separate logic boards to accommodate both dual-core and quad-core processors.Other Macs use the same logic board across models, so I wouldn’t expect Apple to make an exception for the Mac mini. (略)Apple could have gone quad-core across the the “Late 2014” lineup, but I suspect they wouldn’t have been able to include a quad-core processor (let alone one with Iris Pro graphics) and still hit the $499 price point.
ちなみにMac mini Late 2011/2012で採用されているSandy BridgeとIvy Bridgeのでは2コアも4コアも同一ソケットを採用しているためこの問題が起こらなかったそうです。
関連リンク:
・Estimating Mac mini Performance
・マルチコアパフォーマンスは大幅に減?Mac mini Late 2014の予想GeekbenchスコアをPrimate Labsが公開
コメント
俺が変えたかったiPad mini3もMac miniもひどい仕打ちしやがる
どちらかと言うと今回ひどい仕打ちをしたのはIntelだよね
なんでソケットをばらばらにしたんだろう
じゃあ、4コアに統一したらいいのに。
Mac miniの性質上、低価格モデルは重要だろう
Macだけの問題に留まらなそう
ロジックボードがチップごとに違うって、ブランド価値のない組み立て企業は瀕死だろ
多分本来はHaswellのU付きはCPUの仕様から見てタブレットPCや薄型モバイルノートみたいのに特化したモデルとして考えていたんだろう
ところが、何故か各社比較的パフォーマンスも重視されるモデルにまで載っけてるから話がややこしくなってると
AMD使おうぜ!(違
※4
miniとproの間のミドルエンドの非一体型デスクトップが欲しいな
iMac見たいなテカテカモニター付きじゃなくて
プロラインのPowerMacG4、G5の梅モデルは20万切ってたんだし
※8
低価格でもない。高性能でもない。モニタがついてるわけでもない。
中途半端で消費者に訴えかけるものがなにもないよ。
そんなものを用意するくらいだったら他に力を入れろと思うね。
※8
2014miniの竹モデル売れまくってるじゃん
バカなの死ぬの?
※10
なに一人で盛り上がってんの?w
※2
Haswellの本当のモバイル向けはバッテリー駆動時間を延ばそう(同じバッテリー時間ならば軽くしよう)として、CPUとチップセットを1パッケージ化したけど、4コアなんてLANパーティーやるゲーマーとか向けだから無理して1パッケージ化しなくていいだろうってことか、Iris ProでeDRAMを積むので1パッケージ化が難しかったのかと。
それと、モバイル向け4コアではHD 5000, Iris 5100がないんだよね。HD 4600かIris Pro 5200になる。ほかのモデルはどれも5000以上を積んでるから4600はダメだし、5200にしちゃうとMBPR15の竹と同じになっちゃうという。
まあ、俺としては2コアじゃ弱すぎるんで今回はスルーだな
早く4コア、あるいはそれ以上の来ればいいけど
※13
また来週を待ち始めるのですね
ソケット規格の変えすぎで自作がつまらなくなったと言っても過言ではないと思うんだ。
やっぱ、これからはAMDだな(棒読み)
俺もそう思う(棒)
アムド
Macpro(Early2008)から買い換える予定でしたが、止めました。壊れた電源を治して使い続ける事にしました。ずっと待っていたので、とても残念です。