macOS 10.14.6 Mojaveアップデート後にVMware Fusionの反応が遅くなった場合はメモリ設定の見直しを。

VMware Fusion issue after macOS 10.14.5 Mojave macOS 10.14 Mojave
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 macOS 10.14.6 Mojaveアップデート後にVMware Fusionの反応が遅くなった場合はメモリ設定を変更することで。詳細は以下から。

VMware Fusionのアイコン。

 Appleが現地時間2019年07月22日にリリースしたmacOS Mojave 10.14.6 (18G84)では、VMware FusionのゲストOS(Windows)のパフォーマンスが著しく低下する不具合が報告されていますが、この問題はmacOS 10.14.6で固定メモリの使用方法が変更され、仮想マシンに十分なメモリが確保できないために発生しているようだと、VMwareチームのkscさんが報告しています。

VMware Fusion issue after macOS 10.14.5 Mojave

Official update after another day… we have a partial root cause, and some partial workarounds.
There is a significant behavioral change in MacOS’s usage of pinned memory. Exact change in behavior is unknown, but the net effect is that we significantly underestimate the MacOS’s memory needs. As a result, we don’t back off memory pressure soon enough, and page-out times spike unusually high.

VM became extremely slow after upgraded to macOS 10.14.6 – VMware Communities

VMware Fusionのメモリ管理

 ユーザーからの報告によりVMwareが調査したところによると、macOS 10.14.6ではこれまでよりメモリの確保が難しくなっており、一般的にVMware Fusionはシステムメモリの~60-85%が仮想マシンへ利用できることを期待しており、例えば8GBのメモリを搭載したホストPCで4GBメモリのVMを作成すると、VMは4GBを少し超えてメモリを確保します、このメモリは「確保されているメモリ(Wired Memory)」で書き出すことができないため、詳しい変更はわからないが今回のアップデートでこの確保されたメモリがシステムにストレスを掛けることになっているそうす。

Activity Monitor

確保されているメモリ:圧縮できないメモリ、または起動ドライブにページアウトする (書き出す) ことができないメモリ。RAM 内に確保しておく必要があります。1 つのプロセスが使用する「確保されているメモリ」をほかのプロセスが使用することはできません。アプリケーションが使用する「確保されているメモリ」の容量は、そのアプリケーションのプログラマが決定します。

Mac でアクティビティモニタを使う方法 – Apple サポート

 その結果、暗号された仮想マシンは暗号化のオーバーヘッドがメモリストレスの影響を受けパフォーマンスが著しく低下するそうで、これを解消するには仮想マシンへ割り当てているVMメモリサイズをシステム設定パネルや”preferences”ファイルで引き下げるだけでパフォーマンスが改善することがあるそうです。

VM memory size reduce

This does lead to two workarounds, the first discovered by others on this forum.

  1. Reduce individual VM memory size. Others have noted that dropping from a 4GB VM to a 2GB VM is enough to feel responsive.
  2. Reduce total VM memory usage. In the file “~/Library/Preferences/VMware Fusion/preferences”, add these two options:
    • prefvmx.useRecommendedLockedMemorySize = “FALSE”
    • prefvmx.allVMMemoryLimit = “4096”

VM became extremely slow after upgraded to macOS 10.14.6 – VMware Communities

 VMwareチームは現在この問題を解決するために取り組んでおり、加えてMacBook Pro (2018)でWindows仮想マシンにAvast Antivirusをインストール&利用すると、仮想マシンがフリーズする問題も発見されているそうなので、ユーザーの方は注意してください。

コメント

  1. より:

    それOSのバグじゃないの?

  2. 匿名 より:

    Parallels Desktopではそんなことないから、VMwareの問題では?

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