macOS 10.15 CatalinaのインストーラーはCatalinaアップグレード後に動作しなくなる32-bitアプリを表示してくれる。

macOS 10.15 Catalinaのインストーラーの32-bit警告 macOS 10.15 Catalina
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 macOS 10.15 CatalinaのインストーラーはCatalinaアップグレード後に動作しなくなる32-bitアプリを表示してくれる機能を備えています。詳細は以下から。

macOS 10.15 Catalina

 Appleは2017年にリリースしたmacOS 10.13 High Sierraで32-bitアプリ起動時に警告を出し、2018年01月よりMac App Storeへ新規申請するアプリの64-bit化を義務付け、WWDC 2018ではmacOS 10.14 Mojaveが32-bitアプリをサポートする最後のmacOSになると発表しましたが、開発者向けに公開されたmacOS 10.15 Catalinaのインストーラーには32-bitアプリを検出し、警告を出す機能が追加されています。

macOS 10.14 Mojaveは32-bitアプリをサポートする最後のmacOS

 32-bitアプリの検出と警告は、ユーザーがmacOS 10.14 Mojave以下のmacOSで32-bitアプリを使用している場合に表示され、最近利用した32-bitアプリが表示されると共に、macOS 10.15では表示されているアプリを動作させることができず、そのまま使い続けたい場合はmacOS 10.15へのアップグレードをキャンセルするように求められます。

macOS 10.15 Catalinaのインストーラーの32-bit警告

Mac上で最近使ったアプリケーションが見つかりました。これらのアプリケーションはmacOS 10.15では動作しません。
macOS 10.15 Catalinaのインストールを続けるには"続ける"を選択します。インストールを停止するには"キャンセル"を選択します。

おまけ

 また、Adobeユーザーの間で話題になっていたCreative Cloudの64-bit化ですが、Adobeは昨年までほぼ32-bitだったアプリをほぼ64-bit化しており、Catalinaのリリースまでには完全に対応すると思われます。

Adobe CS 64-bit

Adobe CS6はmacOS 10.12 Sierraで公式なサポート終了が発表され、Java 6ランタイムを偽装したインストール方法もCatalinaでは出来なくなっているようです。

32-bit廃止のタイムライン

  • 2017年09月25日
    ▶ 32-bitアプリをフルサポートするmacOS「macOS 10.13 High Sierra」をリリース。
  • 2018年01月
    ▶ Mac App Storeで公開する新しいアプリは64-bit化が必須に。
  • 2018年04月
    macOS 10.13.4 High Sierraで32-bitにアプリ起動時に警告を表示
  • 2018年06月
    ▶ Mac App Storeに存在&アップデートするアプリに64-bit化を必須に。
  • 2018年06月
    macOS 10.14 Mojaveが32-bitアプリをサポートする最後のmacOSになると発表
  • 2018年09月
    macOS 10.14 Mojaveをリリース。レガシーソフトウェア確認機能を追加し、32-bitアプリは30日間毎に「このMac用に最適化されていません」という警告を出す仕様に。
  • 2018年11月16日
    ▶ 次期macOS 10.15およびFinal Cut Pro Xでは一部のカメラで撮影された動画やエンコードされたメディアがレガシィメディアとして扱われ再生できなくなると警告
  • 2018年12月
    ▶ 次期macOS 10.15でQuickTime 7フレームワークが廃止され、macOSのネイティブ環境では利用できなくなるメディアフォーマットの一覧を公開。
  • 2019年03月22日
    ▶ iMovieやFinal Cut Pro, MotionにmacOSが64-bit環境へ移行するのに伴いネイティブサポートされなくなるメディアを判定&変換する機能を追加。
  • 2019年04月30日
    ▶ 2014年に開発を終了したプロユーザー向け写真編集&管理アプリApertureがmacOS 10.15では動作しなくなるとしてAppleの写真アプリやAdobeのLightroom Classicへ移行するよう指示。
  • 2019年05月30日
    ▶ 次期macOS 10.15ではmacOS 10.14 Mojaveの写真アプリでは開くことのできる動画がQuickTime 7フレームワークの廃止に伴い再生/変換できなくなるとして、macOS 10.14での変換を指示。
  • 2019年06月
    ▶ macOS 10.15 Catalinaのインストーラーに32-bitアプリ検出機能を追加。
  • 2019年秋
    ▶ macOS 10.15 Catalinaで32-bitアプリとQuickTime 7やJava 1.6 Appleなどを含むフレームワークのサポートを終了へ。

コメント

  1. 匿名 より:

    Steamまで32bitなんか…

  2. 匿名 より:

    ゲームとか全然対応しないな。
    マカフィーリブセーフも32bit

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