Macからの操作も可能な「LG UltraFine 5K Display」のハンズオン記事/動画まとめ。

LG UltraFine 5K Display Display
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 Macからの操作にも対応した「LG UltraFine 5K Display」のハンズオン記事と動画が公開されています。詳細は以下から。


 ディスプレイビジネスから撤退したと報道されているAppleが、MacBook Pro Late 2016と同時に発表した、Mac(macOS Sierra v10.12.1以降)からの操作にも対応したLGの5Kディスプレイ”LG UltraFine 5K”が既にアメリカの一部ユーザーのもとに届いているようです。

デフォルト解像度

 Redditユーザーのetlerantさんのレビューによると、最大解像度5120x2880pxのLG UltraFine 5KはmacOSのシステム環境設定 → [ディスプレイ]から5つの解像度が選択可能となっており、デフォルトは2560x1440px。

 その他、最大3200×1800~1600x900pxの解像度がセットされており、それ以外の5120×2880や1440×810などの解像度は[変更]オプションから選択することが可能になっているそうです。

  • 5120×2880
  • 3200×1800 プリセット
  • 2880×1620 プリセット
  • 2560×1440 デフォルト
  • 2048×1152 プリセット
  • 1600×900 プリセット
  • 1440×810
  • 1280×720

背面のポート

 背面のポートは入力用Thunderbolt 3が1ポートとその他USB-Cが3ポート搭載されていますが、USB-CポートはUSB 3.1 Gen1仕様でデータ転送レートは最大5Gbpsまでで、電力共有は 5V/1.5Aまでとなっており、

USB-Cケーブルが同梱されていないデバイスなどを利用する場合はAppleが販売しているUSB-Cドングルやアダプタなどが必要となります。

Macからの操作

 LG UltraFine 5KはmacOS 10.12.1(10.12.2推奨)以降のMacから操作が可能で、操作できる機能は輝度、スピーカー(Build-in)の音量、カメラとマイクのON/OFFとなっており、輝度と音量はシステム環境設定やメニューバーアイコンから、カメラとマイクはQuickTimeなどのアプリで認識されています。

高さ調整やVESA

 Appleが発売していた”Thunderbolt Display”や”Cinema Display”は高さ調整ができませんでしたが、LG UltraFine 5Kでは110mmの高さ調整が可能で、MacBook Proの15インチモデルを開いた状態でもベゼルが重なる程度で、

VESAマウンタ用のカバーも同梱されており、”LG RW120“といった壁掛け用マウンタやVESA 100x100mm規格のディスプレイスタンドやアームが利用できるようになっています。

LG Screen Manager

 LG UltraFine 5Kおよび4KではLGのScreen Managerアプリ”LG Screen Split”が利用できることがAppleとLGが公開したマニュアルから明らかになっていますが、

RedditやMac Rumorsのレビューによると”LG Screen Split”はEl Capitanから導入された”Split View“とは違い、ウィンドウを移動することが可能で、ウィンドウの移動が検出されると自動的に他のウィンドウも移動するようになっているそうです。

Example of LG Screen Manager’s split view – Dragging Safari from bottom right section to left section will automatically arrange and resize the window to fit the desktop section

LG’s UltraFine 5K Display Is a Worthy Companion to the New MacBook Pro, Even Without Apple’s Looks – Mac Rumors

輝度の自動調整にはまだ未対応?

 LG UltraFine 5Kの上部にはBuild-inカメラとカメラ・インジケータ・ライト、マイク、そして周囲の明るさに応じて輝度を調整するALS(Ambient Light Sensor)があるとマニュアルには記載されていますが、9to5MacによるとこのALSはmacOS Sierra 10.12.2ではまだ利用できないようです。

Sadly, the current version of macOS that I’m using — 10.12.2 — doesn’t feature an “Automatically adjust brightness” setting in the panel’s Display section of System Preferences. Here’s hoping that we will see automatic brightness support implemented in a future release.

Hands-on: LG Apple-endorsed 5K Display – an UltraFine choice for MacBook Pro owners? [Video] – 9to5Mac

どうやって5Kに対応しているのか?<

24bitカラーで5K@60Hzを1本のケーブルで利用するには

5120 x 2880 [pix] x 24 [bpp] x 60 [Hz] = 21,323,664,000 [bps] ~ 21.3[Gbps] (*8b/10b)

のデータ転送レートが必要で、この転送レートをサポートしたDisplayPort 1.3 (32.4Gbps)は既にアナウンスされていますが、MBP Late 2016のThunderbolt 3(40Gbps)ではDisplayPort 1.3がサポートされていないため、

AppleはiMac 5KのTCONと同様に、DisplayPort 1.2を2系統使用することでこの5Kディスプレイに対応しているようで、9to5MacのレビューによるとMBPを閉じたりする際など時折画面の半分が別れて表示されるのが確認できるそうです。

Since DisplayPort 1.2, which is bundled with Thunderbolt 3, only supports a maximum resolution of 4K at 60Hz, LG and Apple had to work around this limitation.[…]From what I can gather, it looks like the monitor is using two streams and stitching them together to make one 5K image. This becomes apparent when closing the lid on the MacBook Pro, and the monitor briefly flickers and shows the two separate images.

Hands-on: LG Apple-endorsed 5K Display – an UltraFine choice for MacBook Pro owners? [Video] – 9to5Mac

ハンズオン動画まとめ

 その他、iMoreなどが既にハンズオン動画を公開しており、Thunderbolt 3(USB-C)のUSB-PDでMBP Late 2016 15インチモデルを86Wで充電できること、Build-inスピーカーはローエンドなこと、ワイヤレスマウスとキーボードを利用すれば、MacBook ProをThunderbolt 3ケーブル1本でリッドクローズドモードに出来ることなどが紹介されているので、興味のある方はチェックしてみてください。

iMore

9to5Mac

AppleInsider

コメント

  1. 匿名 より:

    早く届かないかなぁ

  2. 匿名 より:

    うげ、MSTなのかよ…
    てことは起動時の林檎画面出ない?

  3. 匿名 より:

    絶望的にダサいな…
    LG製でも構わないけど、もっと見た目にこだわってほしいよ

  4. 匿名 より:

    4K/5Kなどのモニター分割ソフトってColorfulMatrixのShutterをオススメします。

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