P2Pでセキュアにデータを同期し、2分間データを保持するmacOS 10.12 SierraとiOS10の新機能「ユニバーサルクリップボード」の使い方。

macOS Sierra
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 macOS 10.12 SierraとiOS 10のユニバーサルクリップボードの使い方のまとめです。詳細は以下から。

universal-clipboard-logo-icon

 先週リリースされたiOS10と、本日リリースされたmacOS 10.12 SierraではApple IDで紐付けされたiOSデバイスと連携して、クリップボードの内容をやり取りできる「ユニバーサルクリップボード」という機能が備わっていまが、この機能はは以下の様な条件で利用可能となっています。

macOS-Sierra-and-iOS-v10-new-Universal_Clipboard

ユニバーサルクリップボードが使えるデバイス

 ユニバーサルクリップボードを利用できるデバイスはiOS 10およびmacOS 10.12 Sierraを搭載した以下のiOS/Macデバイスで、これらのデバイスで同じApple IDで利用し、BluetoothおよびWi-FiがONの状態にしておく必要があります。

iOS 10 macOS Sierra
  • iPhone 5 or newer
  • iPad Pro
  • iPad (4th generation)
  • iPad Air or newer
  • iPad mini 2 or newer
  • iPod touch (6th generation) or newer
  • iMac (Late 2009 or newer)
  • MacBook (Late 2009 or newer)
  • MacBook Pro (Mid 2010 or newer)
  • MacBook Air (Mid 2011 or newer)
  • Mac mini (Mid 2011 or newer)
  • Mac Pro (Mid 2010 or newer)

利用期間

 AppleのSVP Craig FederighiとJohn Gruberさんのインタビューによると、ユニバーサルクリップボードが利用できるのは2分間のみで、その間にiOSデバイスで必要な内容をコピーし、Macへ操作を切替えペーストするとコピーした内容がMacへ転送されるようになっており(逆も可)、2分後以降はMacでコピーしてあった内容が再ストックされます。

  • コピーをしてから2分以内に操作
    • MacのクリップボードにGoogle.comというURLがコピーされている
    • iPhoneでApple.comというURLをコピーする
    • 2分以内にMacでペーストするとApple.comというURLが表示される
  • コピーをしてから2分以上操作無し
    • MacのクリップボードにGoogle.comというURLがコピーされている
    • iPhoneでApple.comというURLをコピーする
    • 2分を過ぎてMacでペーストするとGoogle.comというURLが表示される

デバイス間の通信

 ユニバーサルクリップボードの通信はiCloudなどによるインターネット経由でなく、デバイス間のP2P通信のためコピーした内容を第3者に見られることはなく、セキュアにデータをやり取りすることが出来ますが、データサイズなどによってはラグが生じ、データ通信中はmacOS側に以下の様なプログレスバーが表示されます。

universal_clipboard-p2p-macos-to-iphone

 後は以下の様にiOSデバイス/Macでコピー&ペーストを行えば同じテキストや画像を両デバイスでシームレスに扱うことが可能となります。

ユニバーサルクリップボードを無効にする

 現在、Appleはユニバーサルクリップボードのみを無効にするオプションを追加していませんが、ユニバーサルクリップボードは1つのデバイスで開始した作業を他のデバイスでもすぐに再開することが出来る機能「Handoff」と連動しているため、iOSの設定アプリから[一般] → [Handoff]をOFFにしてやることでユニバーサルクリップボードを無効にすることが出来ます。

universal-clipboard-handoff

当然Handoff機能も無効になります。

コメント

  1. 匿名 より:

    macOS Sierraを搭載したMacデバイス一覧の内容はまったく違いますね。
    こちらの記事の方はあっているようですが。
    http://applech2.com/archives/macos-10-12-sierra-upgrade-check.html

    • applech2 より:

      私も変に思ってるのですが、今日更新されたサポートページによると
      ユニバーサルクリップボードのハードウェア条件はHandoffと別にあるみたいです。
      ttps://support.apple.com/en-us/HT204689
      MacBook (Late 2009 or newer)
      MacBook Air (Mid 2011 or newer)
      MacBook Pro (Mid 2010 or newer)
      Mac mini (Mid 2011 or newer)
      iMac (Late 2009 or newer)
      Mac Pro (Mid 2010 or newer)

      日本語のサポートページの更新が遅いだけかと思ったのですが、
      Sierraの米サポートページも以下の条件を更新してませんでした。
      ttp://www.apple.com/macos/how-to-upgrade/
      MacBook (Early 2015 or newer)
      MacBook Air (2012 or newer)
      MacBook Pro (2012 or newer)
      Mac mini (2012 or newer)
      iMac (2012 or newer)
      Mac Pro (Late 2013)

      多分どちらかが間違っていると思うのですが、後で時間があれば古いMacでも検証してみたいと思います。

  2. 匿名 より:

    クリップボードの内容を通信している間(だと思うんだけど)、iPhoneの応答が悪化してしまうな。

  3. 匿名 より:

    ユニバーサルクリップボードのハードウェア条件はOSの条件とは別ですよね
    MacBook(Early 2015以降)
    MacBook Pro(2012以降)
    MacBook Air(2012以降)
    Mac mini(2012以降)
    iMac(2012以降)
    Mac Pro(Late 2013)

  4. 匿名 より:

    これは便利そうだよな〜。期待期待。

  5. 匿名 より:

    うまく使えばファイルの活用方法によってシームレスにOSチェンジしけそうだな。

  6. 匿名 より:

    これってMac間も出来ます?

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