一部のMacBook Pro (Late 2016)モデルでシステム整合性保護「SIP」がOFFの状態で出荷されていることが確認される。

　一部のMacBook Pro (Late 2016)モデルでシステム整合性保護「SIP」がOFFの状態で出荷されていることが確認されているそうです。詳細は以下から。

　Jonathan WightやSteve T-Sさんなど複数の開発者によると、Appleは新たに発売を開始したMacBook Pro (Late 2016)シリーズで、OS X 10.11 El Capitanから導入したセキュリティ機能「SPI:システム整合性保護(通称Rootless)」をOFFの状態で出荷していることが確認されているそうです。

Consensus seems to be that some (but not all) Touch Bar models are shipping with SIP disabled. No reports of a non-Touch Bar/Escape doing so

— Steve T-S (@stroughtonsmith) 2016年11月17日

　SIPがOFFの状態で出荷されているのは、Touch Bar非搭載/搭載, 13および15インチモデルなどとは関係がなく、Steveさんらは現在SIPがOFFの状態で出荷されたMacBook Proを調査していますが、Touch Barシミュレータが原因の一部となっているのではないかという指摘もあるそうです。

@stroughtonsmith You’re right, I’m just trying your tricks and get fail :/ #MakeIOSSimulatorGreatAgain pic.twitter.com/RwIVOhqa6z

— JP Longo (@JP_LNO) 2016年11月18日

SIPを有効にする

　MacRumrosによるとAppleは既にこの問題を認識しているようで、次期アップデートで修正すると思われますが、気になる方は以下のcsrutilコマンドでSIPの状態を確認し、

csrutil status

“disable”になっていた場合は、次の手順に従ってリカバリーモードのターミナルからSIPを有効にしてください。(*Appleが故意にSIPを無効にしている場合は何か不具合が発生するかもしれません。)

1. Macを再起動し、起動時にCommand + Rキーを押してリカバリーOSモードに。
2. メニューバーの[ウィンドウ] > [ターミナル]からターミナルを起動。
3. 以下のコマンドを打ち込んで再起動

csrutil enable

• System Integrity Protection Inexplicably Disabled by Default on Some New MacBook Pro Models – Mac Rumors
• OS X 10.11 El Capitanのシステム保護機能「Rootless」を無効にするcsrutilコマンドの使い方。