iPodの生みの親トニー・ファデル氏がiPod Classicの販売終了についてコメント。

　「iPodの父」として知られるトニー・ファデルさんがiPod Classicの販売終了についてコメントしたそうです。詳細は以下から。

　2008年Appleを退社後、ITホームデバイスNest Labs Inc,を設立しCEOとなっているiPod の生みの親トニー・ファデル氏が米Fast Companyの電話インタビューの中でiPod Classicの販売終了についてコメントしたそうです。

記事によると

トニー・ファデル氏曰く「iPod Classicが終了したことはとても悲しい。iPodは私の過去10年の人生の大部分を占めていた。iPodを作るためのチームは文字通りiPodを作るためにすべてを注いだ」iPod開発開始から18ヶ月後、iPod は携帯メディアプレイヤーというカテゴリーをその後10年間築き続けた事については「ほとんどの製品はそのようにはいきません、iPodは100万に1つの製品です」
“I’m sad to see it go,”
Fadell admits in a phone interview.
“The iPod’s been a huge part of my life for the last decade. The team that worked on the iPod poured literally everything into making it what it was.”
Eighteen months after launch, the iPod owned the portable media player category, and for the next decade,
it continued to do so. “Products just don’t come around like that often,”
laments Fadell.
“The iPod was one-in-a-million.”

とコメントしたそうです。

　MacRumorsは「iPodの売上は過去数年に渡り衰退しており、Time Cook CEOもそれを否定はしていないし、 2014Q3の時点でiPodの売上はApple全体の1%程しかない」と指摘しており「何度もiPod販売終了の噂は出ていた」とし

トニー・ファデル氏自身もiPodは死ぬために生まれてきた事を認めており

「それは避ける事が出来ない。ご存知の通り、2003か2004年には私達自身どうやってiPodに終止符を打つか求めていました、当時でさえ我々はAppleのストリーミングについて知っていたし、それを”celestial jukebox in the sky (天空のジュークボックス)”と呼んでいた。それが今我々が使っているクラウド型音楽です」
At the same time, Fadell acknowledges that the iPod was born to die. “It was inevitable something would take its place. You know, in 2003 or 2004, we started asking ourselves what would kill the iPod,” Fadell says. “And even back then, at Apple, we knew it was streaming. We called it the ‘celestial jukebox in the sky.’ And we have that now: music in the cloud.”

と、当時の様子を振り返っています。その他トニー・ファデル氏はiPhoneとiPodの関係についてインタビューに答えているので興味のある方は関連リンクからどうぞ。

関連リンク：
・Apple Reports Third Quarter Results – Apple

・Tony Fadell Comments on Discontinuation of iPod Classic – Mac Rumors

・iPod Mastermind Tony Fadell On The Death Of The iPod – Co.Design

・iPod Classicに1TB mSATA SSDを搭載しTeraPodを作成できるアダプター「iFlash-SATA」が9月下旬より発売開始

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