OS X 10.10 YosemiteではBluetoothのオーディオコーデックにAACを標準サポート?

記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

 OS X 10.10 YosemiteではBluetoothのオーディオコーデックにAACがデフォルトで設置されているようです。詳細は以下から。


 BluetoothのオーディオコーデックにはA2DP標準のSBCやより高圧縮・高音質なaptXやAACがありますが(Wikipedia)、OS X 10.10 YosemiteではAACが標準サポートされているようです。


OS-X-Yosemite-Bluetooth-Active-Codec-AAC

 フランスのMac系「Le journal du lapin」 によると、OS X 10.10 YosemiteでHardware IO ToolsのBluetooth Explorer.appを起動してみたところ、OS X 10.9 Mavericksにはないコーデックオプション「Disable AAC」「AAC CBR」などが見つかり、


OS-X-Mavericks-and-Yosemite-Bluetooth-Explorer

 apt-x/AAC対応のスピーカー(Philips BT5580)を接続してみたところ[有効コーデック:AAC]となったそうです。


OS-X-Mavericks-and-Yosemite-Bluetooth-Codec2

*OS X 10.9.3ではデフォルトでaptXをサポート


 Le journal du lapinを引用した形でmacg.comも指摘していますが、iOSデバイスでは既にAACを採用しており、音源がAACの場合トランスコードの遅延が無くオリジナル音源をそのまま転送できるなどの優位点があるそうです(詳しくは関連リンクへ)。

搭載しているオーディオコーデックは、SBC、AAC、apt-X。

SBCはA2DPに必須で昔から使われているコーデックであるが、遅延が200~250ms。とてもオーディオ向きではない。加えてA2DPは、例えば元の音源がAACの場合、一旦非圧縮へ展開してから、SBCへ再圧縮、非圧縮の後に展開と、圧縮/展開を繰り返す。どちらも非可逆圧縮なのでデータ劣化は避けられない。

AACも非可逆圧縮であるが、オーディオコーデックがAACに対応していれば、トランスコードする必要なく、そのまま転送できるので、音質劣化が避けられる。

apt-Xは、遅延が約32ms、SBCの5倍のビットレートで圧縮率は4分の1と、高音質が期待できるコーデックだ。
[【西川和久の不定期コラム】フォースメディア「BeCool」b.hatena]

追記 2014/12/28

 OS X Yosemiteのリリース版(10.10&10.10.1)ではAACはサポートされておらず、場合によってはSBCで接続されます。


関連リンク:
OS X MavericksでBluetoothの「apt-X」オーディオコーデックを有効にする方法b.hatena

【海上忍のAV注目キーワード辞典】第10回:Bluetoothオーディオ – 「Bluetoothは音が悪い」って本当?b.hatena


コメント

  1. Apple7743 より:

    お、これはiTunes Matchでほとんどの曲をAACにリプレースした俺には朗報か!?

  2. Apple7743 より:

    OS XがiOSのいいところを吸収してる。
    フラット化はいろいろな意見あると思うが…

  3. Apple7743 より:

    フラットいうてもiOSほどコテコテのフラットじゃない
    〜OS X10.4時代のデザインに回帰したとも言えるし

タイトルとURLをコピーしました